文化財修理

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文化財の火災防御訓練

 1月26日の文化財防火デーを前に、会津若松市の文化財消防訓練が下荒井観音堂で行われましたので、見学に行ってきました。この観音堂は、一昨年10月に修理工事で関わらせていただいた会津若松市指定文化財で、工事が終わったばかり […]

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下荒井観音堂落慶法要

 11月21日(日)に下荒井観音堂の落慶法要に参列させていただきました。読経の際に、蓮弁をかたどった色紙の散華が撒かれ、その後、町内会のご婦人方により御詠歌の歌詠みがありました。御詠歌とは、五・七・五・七・七の短歌形式で […]

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下荒井観音堂修理工事完了

 下荒井観音堂の木工事は、先月初めに終わっていました。中旬に仮囲いを解体して、竣工検査を受け、無事に完了しました。これまで書いてきた図面に彫刻や絵様などの詳細を書き込むため、CADでの作図に根を詰めており、ブログなどが滞 […]

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柱の不陸・傾斜修正

 下荒井観音堂では、礎石の不同沈下により柱の高さが不揃いになっていました。これを修正するため、柱を1本ずつジャッキアップして、柱の下に飼物を入れていきました。文化財建造物の不陸修正では、鉛の板が使われることが多くあります […]

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下荒井観音堂の今年度工事

 会津若松市有形文化財に指定されている下荒井観音堂の今年度修理工事が始まりました。昨年度、工事内容と予算の関係で、工事を2ヶ年度に分けたのです。昨年度は屋根葺替を行い、今年度は柱の不陸と傾斜を修正します。8月から工事がで […]

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茅葺型屋根の修理⑤<文化財の価値の再認識>

 屋根下地を作るにあたって小屋裏に入る必要があったため、お堂の中に入らせていただく機会が何度かありました。するとなんと、天井に立派な龍の水墨画が描かれているではありませんか!しかも、「峯雪」という雅号と落款もあります。修 […]

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茅葺型屋根の修理④<鋼板葺の特徴>

 今回の屋根工事では、元のトタン(亜鉛メッキ鋼板)の代わりに、より防食性の高いガルバリウム鋼板を用いました。住宅や工場の屋根等にもよく見かける鋼材です。社寺建築の屋根によく用いられるのは銅板葺ですが、鋼板と銅板ではそれぞ […]

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茅葺型屋根の修理③<トタンの下は?>

 茅葺屋根にトタン(亜鉛メッキ鋼板)を被せた古い住宅を見かけることはよくあると思いますが、トタンの下はどうなっていると思われますか―。また、元の茅葺はどうなっていると思われますか―。  トタンの下は、実は母屋と野垂木を組 […]

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茅葺型屋根の修理②<修理の方針>

 下荒井観音堂は、昭和29年(1954)に茅葺屋根をトタン葺(亜鉛メッキ鋼板葺)で覆ったとの記録があり、おそらくそれから葺き替えることなく現在に至ったと考えられます。お堂の正面に、茅葺時代の古写真が飾られていますが、トタ […]

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茅葺型屋根の修理①<会津三十三観音>

 会津若松では昨日まで大雪が降っていましたが、12月の雪シーズン到来直前にギリギリで終わらせることができた下荒井観音堂の修理工事について、これから数回に分けて書いてみたいと思います。  江戸時代初め、全国的に街道の整備が […]