神社修理

軒廻り及び小屋裏の補修

 地震が起こる前には、軒廻りの解体及び補修を行っていました。本殿・拝殿ともに、屋根勾配が緩い正面向拝の軒廻りでは雨水が廻りやすく、かなり腐朽が進行していましたので、解体しながらどこまで腐朽しているかを確認していきました。正面の軒付から茅負まで、そしてこれに接する側面の破風板にまで腐朽していました。軒付に関しては、正面だけでなく、背面でも腐朽している部分がありました。これらの腐朽した部材は取り外して、新しい部材を作り、取り付けました。破風板は、腐朽した部分だけを切り取って、新しい部材を継ぎました。文化財修理と同じように、いつ修理したかが分かるように、補足材には「令和4年修補」と書き込みました。

 また、拝殿は広い小屋裏の割に、軒を跳ね上げる桔木や小屋組を繋ぐ雲筋違などが若干少ないように見受けられましたので、小屋組の補強も行っていました。桔木及び雲筋違を補足し、小屋組が緩んでいる箇所を補修しました。そして、地震の復旧に1週間ほど掛かりましたが、現在は工事を進めるべく軒廻りの補修に戻っています。

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