文化財修理

蒲生秀行廟現場見学会のお知らせ

 昨年度より修理工事の設計監理を担当させていただいています蒲生秀行廟にて、今年度も現場見学会を行います。現在、銅板葺を施工しており、作業の様子を見学していただけます。

 銅板は柔らかく加工性が高い素材であるため、軒反りや箕甲などの曲線的な形状の屋根を葺くことができます。高価な素材ではありますが、軽量で耐久性が高く、防火性にも優れるため、古くから社寺建築などで銅板葺が用いられてきました。

 銅板葺では、銅板から裁断・加工して作った葺き板を、ハゼ(折り曲げた部分)で継ぎ合わせて葺いていきます。屋根下地へは吊子を釘止めして止めます。隅棟に峰を作らず、平葺から連続して丸く葺く「蛤葺き」という葺き方は、銅板葺特有の葺き方です。隅の葺き板を丸く切って作り出すのですが、この形が蛤に似ていることから「蛤葺き」と言われるようになったそうです。

 今回の現場見学会は、このような銅板葺の施工を間近で見ることのできる貴重な機会ですので、皆様ぜひご参加ください。

 

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