拝殿の屋根銅板葺が終わり、鬼板の銅板包みが終わるのを待つのみになったので、本殿の軒廻りから屋根下地の補修に取り掛かっています。本殿は正面軒廻りの腐朽が著しく、化粧垂木まで水が廻っている箇所もあったため、部分的に外して新 […]
神社修理
屋根銅板葺き
拝殿屋根の銅板葺きが進んでいます。仙台から(有)竹林舎に来てもらっていますが、いつも社寺建築の新築工事でもご協力いただいている会社です。軒付を銅板で包むところから始まり、屋根面を下から葺き上げていきます。一文字葺きとい […]
拝殿鬼板の復元
拝殿の鬼板は、途中の修理で取り替えられたものでした。建設当初のものとみられる本殿の鬼板と違い、叩き出した銅板ではなく、デザインも既製品としてありそうなものでした。今回、復元的な工事をするという方針でしたので、この鬼板に […]
軒付補修
軒の一番上に位置する「軒付」の積み直しを行っています。「軒付」とは、杮葺や檜皮葺などの屋根において軒先だけを特に厚く葺き重ねた部分で、社寺建築における荘厳さや優美さを演出するための化粧部分となっています。津島神社は銅板 […]
登米の桜
修理現場のある登米でも、桜が満開となりました。津島神社境内では、現場事務所(本殿の東背面に設置しています)周辺に咲いた桜がきれいですし、登米市内でいえば、偶然通り掛かった南方(みなみかた)千本桜が有名なようです。6.7 […]
軒廻り及び小屋裏の補修
地震が起こる前には、軒廻りの解体及び補修を行っていました。本殿・拝殿ともに、屋根勾配が緩い正面向拝の軒廻りでは雨水が廻りやすく、かなり腐朽が進行していましたので、解体しながらどこまで腐朽しているかを確認していきました。 […]
3月16日の地震の影響
3月16日に発生した地震で、登米市迫町は震度6強を観測しました。津島神社境内では、境内社や狛犬などに大きな被害があり、現在工事中の本殿及び拝殿にも少なからず被害がありました。このため、復旧作業に1週間ほどを費やしました […]
津島神社について②
今回は、彫刻師についてのお話。津島神社の棟札に彫刻師として名を連ねた「上山寅正」とその弟子である「畠山直」は、宮城県では有名な宮彫師です。宮彫師とは、神社・仏閣・宮殿などの欄間や柱などに彫刻を施す職人で、桃山時代から江 […]
津島神社について①
これから数回に亘り、修理工事を行っている津島神社について書いてみたいと思います。現在の社殿は、明治45年(1912)の佐沼大火で前の社殿を焼失したため、大正7年(1918)から再建した建物になります。棟札により、本殿は […]
今日はどんと祭です
本日、宮城県の多くの神社で行われますように、津島神社でも「どんと祭」が執り行われます。神社の境内で正月飾りを焼き、御神火に当たることで一年の無病息災や家内安全を祈願するお祭りです。「どんと祭」と呼ぶのは主に宮城県で、会 […]