有限会社 木匠 

神社修理

津島神社の工事が進みました

 この2ヶ月の間に、津島神社の修理工事もだいぶ進みました。基礎工事、石工事を経て、拝殿の曳き戻しまで完了しました。タイトル画は、曳き戻して定着させた拝殿の写真です。  まず、地盤改良杭の上に新しく基礎を打設し、その上に、 […]

文化財修理

下荒井観音堂修理工事完了

 下荒井観音堂の木工事は、先月初めに終わっていました。中旬に仮囲いを解体して、竣工検査を受け、無事に完了しました。これまで書いてきた図面に彫刻や絵様などの詳細を書き込むため、CADでの作図に根を詰めており、ブログなどが滞 […]

神社修理

地盤改良

 津島神社では、地盤改良を行いました。表土にセメント系の改良材を加えて撹拌し転圧する「表土地盤改良」に加えて、掘削しながらセメント系固化材を注入攪拌して地盤内に柱状の補強体を築造する「柱状地盤改良」も行いました。上に木部 […]

文化財修理

柱の不陸・傾斜修正

 下荒井観音堂では、礎石の不同沈下により柱の高さが不揃いになっていました。これを修正するため、柱を1本ずつジャッキアップして、柱の下に飼物を入れていきました。文化財建造物の不陸修正では、鉛の板が使われることが多くあります […]

文化財修理

下荒井観音堂の今年度工事

 会津若松市有形文化財に指定されている下荒井観音堂の今年度修理工事が始まりました。昨年度、工事内容と予算の関係で、工事を2ヶ年度に分けたのです。昨年度は屋根葺替を行い、今年度は柱の不陸と傾斜を修正します。8月から工事がで […]

神社修理

礎石掘り

 曳家後には、本殿の土台石や地覆石、拝殿の柱礎や束石が残されました。本殿には成の高い土台石、向拝浜縁には地覆石が廻っており、拝殿は全て礎石建ちでした。この後取り掛かる地盤改良の工事は、これらの石があるとできませんので、一 […]

神社修理

拝殿動く

 津島神社の現場では、7月31日に拝殿の曳家が完了しました。本殿の時と同様、一回背後にバックさせてから横にスライドさせました。社殿前の境内地を広く使うため、地盤改良終了後に戻す位置も、修理前より3mほど後ろを予定していま […]

その他

一服の涼を

 7月には、会津美里町の伊佐須美神社でも仕事をさせていただきました。約800個の風鈴を下げる風鈴棚を設置する工事です。表参道に設置して、棚の下を参拝者が通り抜けられるようにしてほしいとのことでした。東北デスティネーション […]

神社修理

本殿動く

 津島神社の現場では、遂に曳家が行われました。前回書いたように、レールを2段入れるのに揚屋をして、現在は本殿の土台がGLから2.2mほどの高さになっています。元々、本殿は盛土の上に建っており、しかも背の高い土台石が廻って […]

神社修理

津島神社曳家準備

 登米市迫町佐沼付近は迫川の堆積土で地盤が弱く、津島神社敷地内の地盤調査でも、主にシルト層で柔らかい地盤であることが分かっています。揺れやすい地域で、東日本大震災の時にも周辺地区での建物損壊が大きく、津島神社では拝殿・幣 […]