神社修理

本殿動く

 津島神社の現場では、遂に曳家が行われました。前回書いたように、レールを2段入れるのに揚屋をして、現在は本殿の土台がGLから2.2mほどの高さになっています。元々、本殿は盛土の上に建っており、しかも背の高い土台石が廻っていたので、GLからは1.5mほどの高さにありました。なので、実質的には70㎝くらい持ち上げたことになります。GLからは枕木がうず高く積み上げられています。揚屋には4台の油圧ジャッキを使用しました。

 曳家は、一回背後にバックさせてから横にスライドさせました。1日かけて動かし、予定の位置に行きました。連動ジャッキといって、複数台の油圧ジャッキを制御して、均等に油圧を送るシステムになっています。スライドさせるのには、2台の油圧ジャッキを使用しました。ゆっくりゆっくりと動かします。そして、下の写真のように、元々は拝殿の真後ろにあった本殿が、完全に拝殿の幅の分だけ横に動かされました。ちなみに本殿の重量は、6~7tだそうです。

曳家完了

コメントを残す

*