寺院修理

東光寺土壁と木部の補修

 東光寺では、屋起こしが終わってから、土壁の補修をしています。愛知県より中島左官株式会社に来てもらっています。荒壁土を練って柱際に詰め、また剥落していた箇所にも塗り込みました。これにより、柱と壁が密着しましたので、柱が戻らないように固定していたチェーンブロックを外すことができました。外しても柱の戻りはなく、現在は中塗を進めているところです。

 そして、木工事の方は、位牌堂床板張替え等の当初予定の工事は終わったのですが、追加工事がかなり発生しました。と言いますのも、床や敷居を解体した時に、複数箇所で柱の根元や足固貫がシロアリの被害に遭っていることが分かってきたからです。刺した千枚通しがどこまでも入ってしまうくらい空洞化しています。これを放置することはできませんので、御住職に相談の上、柱の根継補修をし、足固貫を取り替えることになりました。シロアリの被害は、柱脚がコンクリートで覆われていることが主な原因と考えられますが、床下の換気が悪いことも要因となっており、今回新たに床下換気口を設置することになりました。

 入居していたマンスリーアパートは、次の入居者が決まっていて延長することができませんでしたので、今週から棟梁たちはホテル住まいとなりました。それにしても、福島盆地、暑いです、、、。

中塗の終わった壁

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