６月は急遽依頼された仕事がありまして、登米を往復しながら、市内店舗のちょっとした改装工事をしました。カフェのメニューにソフトクリームが加わるのを機に、店舗の外にベンチを置いたフリースペースを作るという命題と、ホールの収納カウンターをオーダーメイドで作るという注文をいただきました。
弊社は杉や桧の木材を使う場合、宮城県にある製材所に注文して挽いてもらっていますが、今回もほとんど節の無い上質の杉板が納品されましたので、美しい木の壁が出来上がりました。フリースペースとして、カフェに隣接する倉庫の庇部分を利用することになりましたので、単に倉庫のサッシが見えないよう目隠しの壁として作ったのですが、出来上がってみると、純粋に木目ってきれいだなと思います。特に、組み立てたばかりの時には赤身（心材）の赤味が強く、白太（辺材）の白色とのコントラストが美しかったですし、少し時が経った今は木材の乾燥が進み、赤味は茶色っぽい色に、白色は黄色っぽい色になってきています。経年変化も無垢材ならでは。
ホールの収納カウンターは、キッチン側はカウンターの上下に棚のある収納として、ホール側は商品等を並べることができる棚を付けた壁として作ることになりました。機能性や寸法はご希望に添えたようで、お客様にも喜んでいただけました。シナランバーコアで作って塗装し、ホール側にはクロスを張りました。
