個人的な話になりますが、自宅のテーブルの天板を取り替えました。きっかけは、リフォームをお手伝いさせていただいたお宅を再訪した際に、とても素敵な無垢板テーブルを購入されていて、自宅にもリフォーム後はテーブルを替える話があったことを思い出したからです。知り合いからいただいたカツラの板がありましたので、加工して塗装屋さんが来てくれるのを待っていました。カツラは、手触りがしっとりとして柔らかく、赤味を帯びた褐色も好きな材種です。現在使っているテーブルの天板だけを取り替え、脚は再用しました。虫食い穴がかなりありましたので、あくまでも自宅用です。穴は人工木材で埋めました。
無垢板テーブルといえば、塗装をどれにするかは分かれるところだと思います。オイル塗装は、塗料を木材の表面から内部に浸透させるもので、表面に膜を作らないので木目や色味を活かすことができますが、反面傷や汚れが付きやすく、定期的なメンテナンスが必要となります。ウレタン塗装は、表面にウレタン樹脂塗膜を作るもので、表面はツルツルになります。傷や汚れは付きにくく、メンテナンスは不要です。我が家にはオイル塗装は向いていないと考え、ウレタン塗装にしました。塗装屋さんのお薦めもウレタン塗装だそうです。２液形ウレタン樹脂系塗料の吹き付けで、半ツヤ（といっても３割くらいだそう）に仕上げてもらいました。木目もはっきりして美しく、思ったほどテカらず、よい仕上がりとなりました。
